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安堵の週末。

2022/11/20 ワインと暮らすメールマガジン



こんばんは

今日は寒い一日でしたね。

気が付けば部屋着のまま一日が終わろうとしています。

先週末(11/12・土)は流山総合運動公園にて収穫祭的ワイン講座・解説付き試飲会にお越しいただいた皆さま、ありがとうございました。

気持ちよく晴れた空と紅葉の中、前日に解禁となったオーストリアのホイリゲ(新酒)も間に合い、無事に楽しんでいただくことができてとてもホッとし、嬉しかったです。

広い公園の中で、かつ背の高い樹木の中の分かりにくい場所での開催でしたが、足をお運びいただき、心より感謝いたします。

ありがとうございました。

朗らかな公園でのイベントが終わった後は怒涛のような一週間。

出張セミナー数件に息子の胃腸炎が重なり、ヒリヒリするような綱渡りの日々でした。

このセミナーのいくつかは、ワインがお好きな方、お酒自体飲まないという方、様々な方々が入り混じる中で、どんなお話をしたらワインの楽しさが伝わり皆さんの心に残るかなぁと苦心しました。

あるセミナーのテイスティングで、ブルゴーニュの赤ワインとボルドーの赤ワインを比較テイスティングしていただきました。

ブルゴーニュのワインは“シモン・ビーズ サヴィニー・レ・ボーヌ 1er レ・フルノー 2017 ”

香りは赤い果実ですが、フレッシュさというより複雑さを感じます。

キュッと引き締まる芯のある酸としなやかなタンニンがとても心地よい凛としたワインでした。

ボルドーのワインは“レ・パゴド・ド・コス 2010"

メドックの格付け2級のシャトー・コス・デストゥルネルのセカンドワインです。

このワインをいつ抜栓するか、デキャンタージュをするかについて大変悩みました。

デキャンタージュは渋みが強いワインや瓶詰めから時間が経過しておらず、“閉じている状態”のワイン(本来の香りを充分に発することができない状態のワイン)等に行われます。

このワインは10年以上の熟成を経てはいるものの、まだ閉じていることが十分に考えられるなと思いました。

悩んだ末に早めに1本抜栓し、テイスティングをしてみて、4本全てデキャンタージュをすることにしました。

一度デキャンタに移しまた瓶に戻すという作業です。

60名弱の方々にテイスティングしていただく大切なワイン。

味わいを壊さないよう、また無駄にしないよう緊張が走りまくります。

結果的に見事に香りが開き、まろやかさと深みの底に力強さを感じる味わいになりました。

(この作業だけでヘロヘロになりました。笑)

セミナーの後は、ワインと健康、ワインと宗教、デートにお勧めのワイン等々沢山のご質問をいただき、私にとってもワインについて色々な角度で考えるきっかけをいただきました。

色々ありましたが2つとも無事に終了し、安堵を超えてこの週末は伸びきったゴムのようになってしまったというわけです。笑

今日は一日のそのそと家事をしたり残務整理をしたりとのんびり過ごしました。

夜は冷蔵庫の野菜でお鍋にし、ゆっくりとワインを楽しみたいと思います。

皆さまもどうぞ温かくしてお休みください。 明日からの一週間をまた頑張りましょう。

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河田 安津子

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