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赤ワインに新鮮な野菜を合わせて。

更新日:2021年11月15日

2021/11/10 ワインと暮らすメールマガジン


こんにちは

いいお天気ですね。

少し冷たい空気とこの青空、黄色っぽい光がなんとも秋らしいなと感じます。

最近新鮮な野菜が手に入ることが多くなりました。

農家さんからの直送便をお願いするようになったこともありますが、精米したての新米や、朝採れたばかりだという土がついた野菜をいただいたり、子ども達が保育園の行事で掘ってきた沢山のサツマイモ達がやってきたり。

スーパーでは中々お目にかかれない、青々とした葉がついた大根や人参を見ると早く下ごしらえせねば‥と慌ただしくなりつつも嬉しくなります。

先日は、よく洗った大根の葉を細かく切って、ごま油を引いたフライパンで炒め、醤油と砂糖(1:2ぐらい)で味つけをし、最後にいりごまを加えました。

葉の仄かな苦みと炒めた醤油、ごま油の香ばしさが朝食の名脇役になってくれています。

夜一人で晩酌をしながら、ふとこの大根の葉炒めが赤ワインに合いそうだなと思って試してみました。

やはりやはり。

抜栓して2日目のボルドーの赤ワインにちょうど良いペアリングとなりました。この赤ワインは抜栓仕立てはしっかりとしたタンニンを感じる、まさに牛ステーキと好相性なイメージでしたが、時間が経つにつれタンニンがこなれ、柔らかなワインに。

また、このワインに主要品種として使われている“カベルネ・ソーヴィニヨン”というブドウ品種にはほんの少し野菜香といいますか、苦みを感じる青い野菜の香りがあるのです。

そんなところもまた仄かな苦みのある野菜に合わせやすい点だと思います。

ワインと料理のペアリングは、アルコール度数と食事の重さを合わせる、郷土料理に合わせる、等色々な方法がありますが、ワインを飲むたびにステーキやビーフシチューのような重ための食事ばかりでは胃もたれしてしまいますし、そのワインの産地の郷土料理を用意するというのも中々ハードルが高いものです。

ワインと野菜のペアリング、と聞くとなんだか物足りないような気がしてしまいますが、醤油やごま油のコクや旨味、油分を足してあげることによって、青々とした野菜の味わいに深みや複雑味が出てワインのおつまみになることもあるのですね。

軽く焼いたバゲット+クリームチーズ+大根の葉炒めでカナッペにしても良さそうですし、牛薄切り肉に絡めるように炒めても合いそうだなと思いました。

新鮮な大根が葉付きのまま手に入ったら是非お試しください。

大根の実の方は、おでんに、洋風煮込みに、おろして唐揚げのお供に、等、新鮮な大根が一本あるだけで主婦の夢は膨らみます(笑)

皆さんの野菜の美味しい食べ方も是非教えてくださいね。

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11/21(日) 14:00~16:00

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最後までお読みいただき有難うございました。

それでは素敵な秋の午後をお過ごしください。

Nagareyama Wine Club

河田 安津子

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