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赤い本とワインと私。

2022/7/10 ワインと暮らすメールマガジン



おはようございます。 今日は、つい数日前に開いた本の話から。 その本はもともと赤いハードカバーだったのですが何度も開かれたせいでちょっとくたっとしています。 開くのは数年に一度なのですが、開くとシールが貼られていたり落書きも沢山。 元気のない時に読むと抜群の効果を見せてくれる本です。 その本に書いてあった言葉をちょっとご紹介させていただきます。 “ 飲み会で食べ過ぎ!そのあと電話しながら化粧も落とさず寝てしまった。最悪 ” “ 少しは辛抱してみることも大事だ ” “ 自分で考え、決めた道を進めばいい。その先に私の本当の未来がある ” “ 思いっきりやったことがあるか?思いっきりやれるのは今だけだ。とにかく一生懸命やってみよう。自分の信じる通りに、思った通りに ” “ 出会いに偶然はない ” “ 退屈で、辛くて、憂鬱な中に、楽しい時間がキラリ ” などなど、反省の弁や悩み、日記、そしてよくわからない熱い言葉がごちゃごちゃと書いてあるんです。 私の字で。 はい、この本は十数年前の社会人になったばかりの頃の私が使っていた手帳です。 その時思ったことや心に響いたことを書きなぐっていたのですね。 感動したこと、自分へのダメだし、欲しいもの、行きたい所、食べて美味しかったもの、何でも書いてあります。笑 青くて暑苦しくて恥ずかしくて見てられない!という部分と、 昔とほとんど変わっていない部分と、 ちゃんと成長してるじゃない!と思う部分と(少なくとも化粧は落として寝るようになりました。笑)、 見ていて赤面してしまうような内容で埋め尽くされているのですが、 なぜかこれを見るとニヤニヤしたあと元気が出ます。 何度引っ越ししても、もう二度と使うことのないはずのこの手帳が捨てられず、今もなお私の本棚のすみっこにいます。 尖っていて感情的で空気も読めなかった、この時のこっぱずかしい自分が好きなんです、きっと。 昨日はワイン講座を開催しました。 力を出し切ったつもりでも、もっとこうすれば分かりやすかったのではないか? もっとこんな風に伝えればよかった‥ と毎回反省だらけです。 3年目ともなるワイン講座、私は成長できているのかな?と心配になることがあるのですが、十数年後振り返ったら昨日の自分がまるで子どものように見えるのかもしれません。 地道に、少しずつ修正しながら、続けていけたらと思います。 講座の後の夕食はフランス・ロワールの赤ワイン CHINON(シノン)をゆっくりと楽しみました。 昨日のワイン講座でご紹介したワインです。 カベルネ・フランというブドウ品種を使っていて、抜栓してすぐに飲んでも渋みは柔らかで清涼感を伴うほんの少しの青々しさが美味しいのですが、抜栓して2日目の昨夜、酸味と渋味と果実味がまとまって、よりなめらかで柔らかくてとても優美なワインになっていました。 3日目となる今夜、どうなっているかが楽しみです。 シノンを飲まれる際は是非、2,3日に分けて楽しんでみてくださいね。 いつもメルマガを読んでいただきありがとうございます。 皆さまにとって素敵な日曜日となりますように。 ++++++++++ 企画する事務所 ima Nagareyama Wine Club 河田 安津子 ++++++++++


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